渋湯田中温泉郷:
志賀高原から流れる横湯川・角間川とそれらが合流して流れる夜間瀬川、その流域にある九つの温泉の総称.湯治・保養・家族向きと好みに応じて選べる個性的な宿が並ぶ。春秋のハイキング・夏の避暑・冬のスキーと行楽客で賑わう。

|夜間瀬川沿い|:|湯田中温泉新湯田中温泉星川温泉穂波温泉
|横湯川沿い |:|安代温泉 |渋温泉 ・地獄谷温泉|
|角間川沿い |:|角間温泉 |沓野温泉上林温泉 |

 長野電終点の線湯田中駅を降りると駅前に広がる温泉が「新湯田中」左側が「星川」線路を渡って反対側が「湯田中」。星川の夜間瀬川対岸が「穂波」。支流の一つ横湯川沿いに「安代」「渋」と続く.地獄谷温泉は渋の奥。川添いの道R292号に沿って志賀高原への道沿いに「沓野」「上林」の各温泉が並ぶ。上林温泉は志賀高原の入り口、温泉郷の最奥である。

地獄谷温泉
渋温泉の奥、露天風呂に野生の猿が入りに来る秘湯の一軒宿。 熱湯を吹き上げ轟音をとどろかせる天然記念物の間欠泉があり大地獄と恐れられた所
旅館 後楽館:電話:0269-33-4376
場所〒381-0401 下高井郡山ノ内町平穏6818
道路上信越自動車道信州中野ICから13Km。
最後の林道(2,5km)は冬季通行不可。
鉄道JR信越本線長野駅乗り換え長野電鉄湯田中下車上林(かんばやし)温泉行きバス15分終点下車。徒歩40分。
風呂男女別内湯各1・露天風呂(混浴・女性専用)・家族風呂
泉質
効能
塩含有石膏性苦泉:70〜80度
胃腸病・神経痛・リューマチ・痔瘻
備考 照会:山ノ内町役場観光商工課:0269-33-1107
観光:野猿公苑
食 :名物の「ちまき
地酒:縁喜
営業 入浴のみ 6;00-9:30/12:00-15:00・料金:大人\400/子供\200
宿泊収容:45人 客室12
特記 信州秘湯会:0262-42-2600(五色温泉旅館内)所属
日本秘湯を守る会(03-3253-5321)所属
後楽館 大噴泉<

内湯 露天風呂

ちまき
感想・ 評価
湯  :熱い源泉の湯.常時水道水がさます
立地 :横湯川地獄谷渓谷の岸辺の高台にある
仕掛け:木製の湯屋に木製の湯船・昔の湯治場のつくり.開放的な露天風呂あり
信泉会の記録:83fall(10/20-21)

訪問記:99年8月志賀高原を訪ねた帰りに寄ってみた. 秘湯の宿「地獄谷後楽館」は、渋温泉の奥、地獄谷の入り口、横湯川の川岸の高台にあった.川向こうの河原に、地獄谷の名前の由来となった 「大噴泉」が。高い蒸気の柱を作っていた.良く晴れた青空の下、清らかなせせらぎの谷間は少しも地獄の雰囲気を伝えない. 温泉に浸かるので有名なお猿の群は、ここから少し上流の野猿公苑にいて、ここからは見えない. 川沿いに建つ湯屋は、オール木製、秘湯の宿の湯の情緒がある.温泉は勿論源泉の湯.湯船に注ぐ湯口の脇で水道水が出っ放しで 温度を下げているほど熱い湯.昼下がりの湯に一人浸かり、炎天下歩いた後の汗を流しさっぱりした気分になれた.贅沢な湯. 湯屋の隣りに混浴の露天風呂もあった.柵もなく全く開放的な湯.真っ昼間、河原の遊ぶ人や野猿公苑に向かう人から見える オープンな湯にはさすがに入るのをためらってしまった.丁度昼飯時、湯上がりに、ここの名物のちまきをきな粉をつけて頂く. .(99.08.04)

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・更新:99/08/11・01/01/07・03/10/29
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