湯田中温泉「よろづや」旅館・00.01.31泊

信泉会のホームページがご縁で、テレビ信州夕方Get!の特集番組の取材のお手伝いをした後、湯田中温泉ご推薦の宿というので、予約し、宿泊させて頂いた。 湯田中のよろづやといえば、渋温泉の金具屋とならぶ歴史と伝統を誇る由緒ある宿で、湯田中を代表する宿なのだそうだ。 玄関を入ると明るくて大きなロビーがある。中二階に、大きな狩野派の「唐獅子」の金屏風が 壁に掛かっていて圧倒される。また脇に置いてある大太鼓は、大阪万博の時、湯田中の芸者連と共に出演した時打ち鳴らされたとか、
桃山風呂、ここの宿の代名詞とも言う格式の風呂。御殿の中の楕円形の風呂日本式名園の中の池のような大野天風呂。生憎日が暮れて宿には入った我々には、 夜の帷の中の入浴になってしまって、雪景色の大野天風呂を写真に納められなかった。とういのも、この宿にはほかに、 東雲風呂(しののめふろ)という小さいが露天風呂をもつ湯と二式の湯設備があって。午後の11時をもってご婦人用と交代する仕組みになっているのだそうで、 夜に到着の男性客は、桃山風呂の豪華さは、日の光では確かめれれない。
さすがの格式を随所に心配りがあって、気持ちよく泊まれる宿である。仲居さんの心配り。別室に用意された部屋食、 心配りの食事、ゆったりとした寝室、駅までの送迎など、宿はこうありたいもの。平日の泊まりだったので、料金も格別高いわけでもない。 客層に合わせてアネックスという大衆用の部屋や、松籟荘という貴賓客ようの部屋も用意されていて、 広い客層に利用でききる施設を整えている。
温泉。源泉93℃。殆ど貸し切り状態であった、桃山風呂・東雲風呂の内湯は、大きいのに熱くて長くは入れない。 湯量も豊で、暖房も温泉で賄っているのだそうだ。
夕食:生きた椎茸をもいで焼いて食べる焼き茸、大きな岩魚の入った「やまが鍋」、美味しい和食の料理が並んだ夕餉の膳、老舗の板前の料理に、 地酒は、何故か縁喜でない佐久の井筒を飲みながら舌をうった。
翌朝。窓を開けると、天気は生憎だったが、雪の湯田中の町が広がっていた。宿の前の「大湯」へゆく。 鍵は帳場が預かっているのだそうで、開けていただく。コンクリートの建物の中、湯船が木。二槽が並んでいた。 入ると足がしびれるほど熱い。水でうすめて入らせてもらった。明治の軍医松本順の入浴心得がはってあった。
なにはともあれ、良い宿に泊まれて、また一つ生きている幸せを積み重ねることが出来た。
後日談その1:渋温泉に取材の帰り、前日予約を入れ、午後二時からの立ち寄り客に開放しているという桃山風呂に入れて頂いた。料金千円で、手拭いとバスタオル(貸与)付き。天気も良く、先客の上がったあと貸し切り状態であった。お池のような大きな湯に日が射し込んで、手足を伸ばしゆっくりと浸かり、旅の疲れが吹っ飛んだ。さすがに名の聞こえた湯だ。納得。
●名称:よろづや・ホームページ:http://www.avis.ne.jp/~yorozuya/
●住所:〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏・電話:0269-33-2111
●泉質:ナトリウムー塩化物・硫黄塩泉(低張性アルカリ性高温泉)・源泉93.6℃・(pH) 8.03


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