木曽の民謡:吉野の草刈り唄

長野県木曽郡上松町吉野に伝わる作業歌。馬の飼料となる夏草を刈り採るときに歌った。木曽谷は古来の木曽馬の産地。 この唄は、同じ木曽の福島で《木曽甚句》、上伊那で《田の草取り野良唄》、岡谷・諏訪地方で《ヨーエ節》《天屋節》として歌われている。
歌詞 解説
草を刈るなら吉野の山で
どうぞまじりの嵐草(あらしぐさ)
”どうぞ”は、馬小屋に堆肥用に敷く長くて硬い草のこと。”嵐草”は、山の上からまとめて転がす様子を歌ったもの。旋律は繊細に揺れながら流れるように歌われる。飼い馬への優しい思いやりが伝わってくる。
草を刈るなら桔梗花残せ
桔梗は女の縁の花
花は蝶々か蝶々が花か
さてはちらちら迷わせる

・出典:長野県商工会婦人部連合会編「信州ふるさとの歌 歌声は山なみはるかー」:(株)銀河書房・H5年刊
・制作:99/03/07

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