信濃の民謡:遠山郷の盆踊り歌(続き)


歌詞 解説
〆ぬしはしんない えかきの筆よ 色にさまざましみやすい
〆すいた水仙すかれた柳 心せいちく 気はもみじ
〆すいた花だがありやきがたかい しょせんわたしの手じゃ折れぬ
〆しょせん及ばぬと知りながら 色はしあんのほかとやら
〆岩にさがり藤手はとどけども ひとのつまなら見て通る
〆花は色々五色に咲けど ぬしに見かえる花はない
〆あさいようでもすずりの海は うそもまことも出るみなと
〆巻紙くわえて筆なげすてて どうきゃまことがとどくやら
〆すずり引きよせ、すみすり流し 主の名を書く目になみだ
〆よそにつま持ちゃ むぎからだすき かけて便りのないものよ
〆知らぬ山道 かき手にもちて すそは芝露 そでなみだ
〆鹿がなこうが もみじが散ろが わしの心にあきはこぬ
〆わたしゃおく山 一重の桜 八重に咲く気は更にない
〆一重咲いても桜は桜 一夜そうてもつまはつま
〆苦労するする身は細筆の ぬしの心はかけすずり
〆恋のこたつに なさけのふとん 色をすい出すたばこぼん
〆すいたたばこのけむりとなりて ようすききたや ぬしのはら
〆君をまつ虫 夜毎にないて 一夜一夜にやせる月
〆月の丸さと恋路の文は 江戸もいなかもおなじ事
〆針のみずから浮き名がこぼれ 縫うに縫われぬ 人の口


・参考:上村のホームページを通じて送っていただいた遠山郷に伝わる民謡の資料を参考にしています。
    ご厚意に感謝します。
・制作:99/02/17

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