かたくりの花
万葉集に
物部の八十少女らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花 大伴家持 と詠われたかたくり(堅香子)は、 北海道や本州の北中部の山野に自生するユリ科の多年草植物。 花期は早春4月〜5月。淡く鮮やかな紫色の花は、根元から15�aほど伸びて、その先に淡い紫色、六花弁で、下向きに咲く。鱗茎は地下深く入ることで有名で,地表近くで発芽した後,根の牽引作用によってしだいに地下へもぐる。根本の地上近くに一対の葉を付ける。楕円形で、艶があり、濃紫色の斑紋がある。花と斑紋のコントラストが見事な可憐な花である。開花は晴れた日の午前十時頃からという。 昔は到るところに自生していたかたくりも、造林や開拓で数がめっきり少なくなって 手厚い保護をしているところに群生している。 鱗茎からは良質のデンプンがとれる。以前は石臼でひき,木綿でこして片栗粉をとった。 現在,市販されている片栗粉は量産されたジャガイモやトウモロコシのデンプンである。 かたくりの花が見たくて、その情報を集めていた中に、 私の所属する浅見カントリー倶楽部の近くに、かたくりの里があるというので、 行ってみた。場所は茨城県内原町。日時は、99年4月10日午前10時半、あいにく空は花曇り。 かたくりの里は、川を挟んで林の斜面に可憐な姿を群生させていた。夢中でシャッターを切る。始めて拝見、感激!!。ゼンマイも綿帽子を付け自生していた。見物客・観光バスも居た。 ■かたくりの里(東茨城群内原町) ・開花時期:例年、4月に入ってすぐに咲き出し、4月10日ごろ満開となり、4月20日くらいまで、花を見ることができる。 ・交通:車:常磐自動車道水戸インターを降り左折国道20号を笠間方面へ往き、中原交差点を右折、600�b程を左斜折れて暫く往くとある。鉄道:JR常磐線内原駅下車タクシーで10分。 ・照会:茨城県東茨城群内原町役場企画課・電話:0292-59-2211(代) ・かたくりまつり:開花期間中・地元産野菜・味噌など加工品販売所など。駐車場あり ■かたくり群生地有名どころ ・かたくりの花の群生地情報 ・東京都:清水山憩いの森(練馬区大泉町) ・群馬県・岩宿遺跡のカタクリ(新田郡笠懸町) ・神奈川県・城山カタクリの里(津久井郡城山町):開園は3月15日〜 ・栃木県・万葉自然公園かたくりの里(佐野市):1998年は3月21日〜3月末 ・秋田県木村八津・鎌足の「かたくり群生の郷」 |