信州の桜の名木:中曽根のエドヒガン(権現桜)


南信州伊那の箕輪町中曽根集落の中心にある公民館の北にある大樹。 木の下に小さな祝殿があり、権現様が祀られているところから権現桜と呼ばれ 古くより親しまれている。

花の色は白味が多く、花は吉野桜より大きく満開時の眺めは格別である。

満開の時期にはライトアップされ、 更にその美しさを際だたせてくれる。

中曽根ではこれを夫婦桜とも呼んでいる。二本に分岐しているだけでなく、 一方の花は赤く、他方は白く咲くというのでこの名前が付いているようであるが、 花色の相違は、開花期のずれで、西方から出た幹の方が2〜3日早めに咲くため 白く感ずるのであってこの原因は、日当たり、風当たり、樹幹内部の腐朽状態な どの差によるものと思われる。

この木は、県内有数の巨木で樹姿が良くと整い、樹勢も盛んで県内では数少ない 名木の一つである。

●桜の形状:種類:エドヒガンザクラ
・樹齢:約1,000年・樹高:15m・根回り6.7m
・地上1.3mのところで大きく東と西に枝分かれしている。
・それより上は更に枝を10mから15mと四方に張っている。
 ●花期:4/25頃で普通のヒガンザクラより3日ほど遅く開花する。
 ●平成14年の予想:咲き始め:4/15頃・見頃:4/20頃
 ●県の定天然記念物(昭和42年5月22日指定)
 ●場所:長野県上伊那郡箕輪町大字中曽根293番地
 ●問い合わせ先:箕輪町役場商工観光課(026-79-3111) ・箕輪町郷土博物館(0265-79-311)

 ・掲載の写真や紹介文は、箕輪町役場観光課より送って頂たものを下に紹介させて頂いています。(02/03/14)
 ・制作:02/03/17
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