信州の鎌倉「塩田平」散策:97.03.19・00.05.28
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塩田平は、上田市東方にあり、古くから開けたところ。別所温泉地区と独鈷地区とをあわせた総称である。鎌倉時代北条氏が治め、塩田北条氏と呼ばれた。当時の遺跡が名所・旧跡として数多く残されていて訪れる人が多い。 塩田の地は、75年春(昭50)初めての信泉会(信州の温泉を訪ねる会)で、温泉は勿論、別所や塩田にある「安楽寺」や「前山寺」などの旧跡巡り、秋の味覚の王者「松茸」賞味など何度か足を運んでいる歴史と文化の里である。 独鈷地区は、鎌倉北条氏の遺跡が数多く残るところ ・中禅寺:中部日本で最古の建築の国宝「薬師堂」がある。(00.05.28訪問) ・龍光院:、塩田北条氏の菩提寺 ・前山寺:美しい未完の三重塔がある。 ・信濃デッサン館:前山寺参道脇にある小さな煉瓦造りの建物。若くして没した 画家の作品展示。近くに戦没画学生の作品が展示してある「無言館」がある ・善光寺とともに「厄除観音」として広く信者の帰依を得ている観音様がお祀り してある北向観音堂や、珍しい国宝八角三重塔がある安楽寺は、別所温泉地区 にあり朝の散歩の折りに参拝するのに手頃な距離にある。
・少し離れた下之郷にある、生島足島神社は、 諏訪大社に祀られている、建御名方富命(たてみなかたとみ のみこと)が、信州にはいるに当たって仁義を切ったという 由緒ある神社。武田信玄の川中島合戦のおり戦勝を祈願した 戦勝祈願文が残っている。朱塗りの美しい神社。 ・また、女神岳山麓にある野倉の里には、夫婦道祖神が、祀られている。 肩を寄せ合って、手を握りあっている姿はなんとも微笑ましい。家庭円満・子宝の神として信仰され、また縁結びの神として信仰厚く遠方から訪れる人も多いという。 塩田平の春五月は、至る所「ジャーマンアイリスの花」が咲き乱れ美しい田園風景をなしている。また秋には松茸の産地として全国でも名前が知られた所で、仮設の松茸小屋があちこちに建つ、味覚の地でもある。 ・照会:上田市商工観光部観光課:0268-22-4100 | |||||||||
・制作:97/03/28・更新:00/06/10 Copyright © 1996- Shunji Mori All rights reserved. |