名称 |
戸隠神社(とがくしじんじゃ) |
![]() 奥社への杉並木
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由緒 |
遠い神世の昔、天の岩戸が飛来して化成したと謂われる戸隠
山の麓に鎮座する。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・日之御子社の五社からなり、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を有する。 祭神は、天の岩戸開きの神事に功績のあった神々である。 平安時代末は修験道の道場として都にまで知られた霊場であった。神仏混淆の頃、戸隠山勧修院顕光寺と称し天台宗比叡山延暦寺の末寺で「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれ、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄えたが、 修験道の衰退、戦国時代上杉、武田の争いに巻き込まれ、戸隠は壊滅的打撃を受け衰退した。 江戸時代徳川家康の手厚い保護を受け、一千石の朱印状を賜り、東比叡寛永寺の末寺となり、修験道は切り離され、農業 、水の神としての性格が強まった。山中は門前町として整備され、奥社参道に杉並木も植えられ、講(戸隠講)も生まれ 広く信仰を集めた明治になって戸隠は徹底的な廃仏毀釈の対象になり、寺は切り離され、宗僧は還俗して神官となり、戸隠神社となった | |
祭礼 | 式年大祭は七年毎 元旦祭(岩戸開神事)奥社:1月1日・講社祭:1月2日・ 鎮火祭:1月7日・祖霊祭:春分、秋分の日・ 祈年祭:5月14、15、16日・大祓:6月30日、12月30日・ 例大祭:8月14、15,16,18日・末社祭:9月2,18日・ 献穀祭(新そば奉納):11月15日・新嘗祭:11月22、23、24日・ 除夜祭:12月31日・ 月並祈願祭(御神楽献奏(中社・宝光社) | |
照会 |
〒381-41 長野県上水内郡戸隠村 社務所:3506番地:電話:026-24-2001 観光課:大字豊岡1554・:026-254-2326 | |
交通 |
鉄道:JR長野行き新幹線長野駅下車川中島バス戸隠キャンプ場行 き約1時間 車 :長野道須坂長野東IC→浅川ループライン+バードラ イン・ICから中社まで約38km約1時間 |
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備考 |
戸隠山願光寺は、信濃五山の一つであった |
名称 |
奥社 |
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祭神 |
天手力雄命(あめのたちからおのみこと) | |
由緒 |
創建第八代孝元天皇の五年(紀元前210年) 日本神話にある、天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、 無双の神力をもって、天の岩戸をお開きになった天手力雄命 を戸隠山の麓に奉斎した事に始まる。戸隠神社の本社。五穀 豊穣・開運・心願成就が広く伝えられ、多くの崇敬者が参拝 する | |
祭礼 |
祈年祭:5.15・例大祭:8.15・新嘗祭:11.23 | |
名跡 |
朱塗りの随神門:鳥居と本殿の中間にある。 苔むした大講堂屋敷跡・院坊跡の礎石など 参道の両側を鬱蒼と生い茂る随神門からの杉並木 本殿は断崖の真下に建てられている | |
場所 |
戸隠神社奥社バス停から徒歩。鳥居から1.8km 周りはブナの原生林 | |
備考 |
名称 | 中社(ちゅうしゃ) | ![]() |
祭神 |
天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと) | |
由緒 |
創建:第六十二代村上天皇天歴三年(949)本社の相殿とし て奉祀されていたが、第七十三代堀河天皇寛治元年(1087) に本社と宝光社の中間に分祀奉斎。 祭神は、天照大神が御弟素戔嗚尊の度重なる非行に天岩戸に お隠れになった時岩戸神楽(太々神楽)を創案し、岩戸を開 くきっかけを作ったという知恵の深い神で、学業成就・商売 繁盛・開運・家内安全に御神徳がある | |
祭礼 |
祈年祭:5.14・例大祭・8.14・新嘗祭:11.22 | |
名跡 |
樹齢八百年の三本杉 | |
場所 |
バス停中社宮前下車 奥社と宝光社の中間・宝光社より。周囲にそば所多い・戸 隠神社社務所は中社にある | |
備考 |
名称 | 宝光社(ほうこうしゃ) | ![]() |
祭神 |
天表春命(あめのうわはるのみこと) | |
由緒 |
創建:第六十二代村上天皇天歴三年(949)本社の相殿とし て奉祀されていたが、第七十代冷泉天皇康平元年(1058)、 奥社より一里半の現在地に分祀奉斎される。 祭神は中社祭神の御子神様で、開拓学問技芸裁縫の神・安産 の神・婦女子の神・子供の神として御神徳がある | |
祭礼 |
祈年祭:5.16・例大祭:8.16・新嘗祭:11.24 | |
名跡 |
杉の古木の中を二百段あまりの石段を登ると両郡神道の面影 を残した荘厳な社殿あり | |
場所 |
バス停宝光社宮前下車徒歩2分 バードラインをいくと最初に出会う社 | |
備考 |
名称 | 九頭龍社(くずりゅうしゃ) |
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祭神 |
九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ) | |
由緒 |
創建:戸隠最古の神社・鎮座時期不明・地主神として奉斎。 古来より水の神、雨乞いの神、虫歯の神として尊信されてき た。心願成就の神徳高く特別な信仰を集めてきた | |
祭礼 |
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名跡 |
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場所 |
奥宮の左隣にある | |
備考 |
名称 | 日之御子神社(ひのみこじんじゃ) |
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主祭神 |
天剱女命(あめのうずめのみこと) 配祀:高皇産霊命(たかむすびのみこと) 栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと) 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと) | |
由緒 |
創建:第八十七代四条天皇天福元年(1233) 神仏混淆の時代も神社として終始する 古代より祭礼芸能の神・開運の神・火防の神として崇敬され る。その道に志す者の尊信を集める | |
祭礼 |
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名跡 |
往事を偲ばせる茅葺きの社殿・西行桜 | |
場所 |
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備考 |